2024年2月3日は。~ 正解はどこにもないし、すべてが正解の人生~
今日は2月3日。
世間では節分の日。今日が新年という捉え方もあるそうです。
そして私個人的には、父の命日でもあります。
あれは私がまだ16歳の頃の話。
学校から帰宅をして母が家にいないので弟とおこたに入って宿題をしていると
突然母から電話があり受話器の向こうからは
声を震わせながら
「お父さん死んじゃった...」と言われ、まさか自分の父親がこんなに若くして亡くなることなんて想像していなかったから、「え、じいじが死んじゃったの?!」と答えると
「違うよ、あなたのお父さんだよ」と。それを聞いた瞬間、涙が一瞬にしてあふれ出たのを今でも鮮明に覚えています。当然それを見た弟も困惑し何があったの?と質問してくるんだけど、しゃべれる状態じゃなくて少し時間をおいて説明すると弟もわんわん泣き出しました。
それからすぐに、近所に住む仲良くしてくれる方が私たちの部屋まで駆けつけてくれ
あんたたち大丈夫?と側にいてくれました。
父は仕事中の交通事故で亡くなりました。
過労死と認定されました。
その事故で前に停車していたトラックのおじさんを巻き込んでしまいました。
幸い、そのおじさんは怪我も後遺症も無かったそうです。
あの瞬間、私たち家族の生活、未来が変わりました。
もしあの日何事もなく、いつも通りの生活を送っていたら、
東京の大学には進学しなかったかもしれない。
大手の会社に入社してキャリアウーマンを目指さなかったのかもしれない。
ソウルメイトにも会わなかったかもしれない。
今の旦那さんにも出会わなかったかもしれない。
ベルギーに住むこともなかったかもしれない。
子供たちを産むこともできなかったかもしれない。
逆にもっと幸せだと感じる瞬間が多かったかもしれない。
もっと自由に生きていたかもしれない。
もっと社会に貢献していたかもしれない。
正解はどこにもないし、すべてが正解の生き方。
だって私たちは楽しいことも、悲しいことも、うれしいことも、苦しいことも
どんな感情も経験するために生まれてきたから。
父が他界した瞬間から、私の未来には可能性や選択肢が広がった。
経済的に難しかった東京進学も、交通遺児育英会の協力で行けるようになった。
そして運と縁で入った大学では親友に出会え、親友の誘いで行ったカナダで今の旦那さんに出会いました。
その後も自分なりに波瀾万丈な人生を歩み、今私はここに生きている。
実に37年も生きた足跡をブログに残そうと思い
今回ブログを立ち上げました。
私の生きた道、これから生きる道、趣味で始めたこと、その日感じたことや体験したすべての感動の記録を残していきます。
お父さん、
21年たった今、ストレスに押しつぶれそうな日々を送っているけど頑張って生きてます。可愛い孫2人も元気にすくすく育ってます。
ご先祖様も含め、いつも守ってくださりありがとうございます。